アンビエンス2

2004年3月23日 scribbled
素直だった頃って、
どういうことなのだろう。
ambience2のような透き通った、
消え入る音のようなものだろうか。

いいえ、今だって十分に素直だと思える。
少なくとも俺は俺を、そして君は君を知っている。

ブツブツと言うとニキビ吹き出物が、ブツブツと出てくるのよ。
と、君は笑いながら言ったよね。
私にはこの小さな手ふたつで、つかめるあなたと、
自分の肩をギュって出来るだけの手であればいいよ。
と、君は俺の左目を、そしてゆっくり右目も見つめて言ったよね。

多くを語らず愚痴らしいことも言わず、君はいつも笑う。
そんな女だったよね。

口ゲンカなんてのも一度もなし。

俺も君も、じっと黙って怒っていた。

そして、君は千の風になって消えたんだ。

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