先週末から月曜日に至り、異変とも言うべき体調を崩してしまった。何となく原因は分かってはいた。めずらしく緊張を強いられた仕事と深酒の3連荘に失望がひとつ。
そして、その後土曜日より驚異的に3日も酒も食事も欲せず、寝た・寝た・寝た、寝倒した。重要な仕事もひとつ潰してしまった。(何とかするが・・・・)特筆されるべきは、断酒とも表現したい酒を一適も飲めないカラダとココロであったことだろう。そして、全身に及ぶ実症状としての疲労困ぱい痛が俺を襲っていた。
昨日の夜ほどより「いつもに近く」戻り、静かに、静かに、寝た。
そして、今朝は「少年時代の歌」を夢現で目が覚めた。
それと同時に脈絡もなく思い出したのだ。
前職の会社会長と役所より天下りで来られた営業部長だ。
共に昭和3年、5年の生まれで既に故人である。
剛と柔、動と静。まさにタイプの異なるお二人ではあった。
しかし、意外な、いや、特別な形で共通点があったのだ。
それは、お二人が少年時代に「怪童」と言われたことだ。
会長は木製ベンチ(2〜3人掛け)に座る男性の大人と見るや、
「おじさん、このベンチ持ち上げたらいくらくれる?」とやらかす。
大人は無理とあしらうかの如く、軽く小銭を賭ける。
「やぁー!」とばかりに、少年であった会長はまんまと小銭をセシメタノダ。
部長は縁台将棋を楽しむ大人たちの処に立ち寄っては、総なめに小銭を同様にセシメテいたのだ。地元では「音に聞こえた怪童」二人だったようだ。
話は終わらない。なんと、二人は親分、一の子分の仲だった。
その先の歩みは会長は2代目として早稲田に進み(レスリング部)、ゼネコン○谷組を経て家業に戻った。部長は高校よりそのまま官の道に進み、定年を機に会長の会社に天下った。もちろん、部長の仕事においても「指す手」はよどみ無く的確、詰みまで読みきったものであった。営業効果は当然のように顕著であった。
(俺はこの人から将棋の手ほどきを受けた)
毎局のように部長から出た言葉は「それでいいのかね」
俺はそのように言われると、必ず「それでいい」方へ行く。
そう、必ずだ。
会長は3年前の節分に亡くなり、部長は1年後の1月に亡くなられた。俺は言いつけを奇しくも守る形でご葬儀には両方共に参列出来なかったのだ。仕事の真っ只中であった。それぞれに1日遅れてご焼香に参じた。
お二人の遺影に手を合わせ、深く頭を下げた。
その時、異口同音に奥様方から言われたのだ。
「ロウソクの炎がまっすぐに止まったね」と。
今朝、こんな事を思い出したのだった。
そして、その後土曜日より驚異的に3日も酒も食事も欲せず、寝た・寝た・寝た、寝倒した。重要な仕事もひとつ潰してしまった。(何とかするが・・・・)特筆されるべきは、断酒とも表現したい酒を一適も飲めないカラダとココロであったことだろう。そして、全身に及ぶ実症状としての疲労困ぱい痛が俺を襲っていた。
昨日の夜ほどより「いつもに近く」戻り、静かに、静かに、寝た。
そして、今朝は「少年時代の歌」を夢現で目が覚めた。
それと同時に脈絡もなく思い出したのだ。
前職の会社会長と役所より天下りで来られた営業部長だ。
共に昭和3年、5年の生まれで既に故人である。
剛と柔、動と静。まさにタイプの異なるお二人ではあった。
しかし、意外な、いや、特別な形で共通点があったのだ。
それは、お二人が少年時代に「怪童」と言われたことだ。
会長は木製ベンチ(2〜3人掛け)に座る男性の大人と見るや、
「おじさん、このベンチ持ち上げたらいくらくれる?」とやらかす。
大人は無理とあしらうかの如く、軽く小銭を賭ける。
「やぁー!」とばかりに、少年であった会長はまんまと小銭をセシメタノダ。
部長は縁台将棋を楽しむ大人たちの処に立ち寄っては、総なめに小銭を同様にセシメテいたのだ。地元では「音に聞こえた怪童」二人だったようだ。
話は終わらない。なんと、二人は親分、一の子分の仲だった。
その先の歩みは会長は2代目として早稲田に進み(レスリング部)、ゼネコン○谷組を経て家業に戻った。部長は高校よりそのまま官の道に進み、定年を機に会長の会社に天下った。もちろん、部長の仕事においても「指す手」はよどみ無く的確、詰みまで読みきったものであった。営業効果は当然のように顕著であった。
(俺はこの人から将棋の手ほどきを受けた)
毎局のように部長から出た言葉は「それでいいのかね」
俺はそのように言われると、必ず「それでいい」方へ行く。
そう、必ずだ。
会長は3年前の節分に亡くなり、部長は1年後の1月に亡くなられた。俺は言いつけを奇しくも守る形でご葬儀には両方共に参列出来なかったのだ。仕事の真っ只中であった。それぞれに1日遅れてご焼香に参じた。
お二人の遺影に手を合わせ、深く頭を下げた。
その時、異口同音に奥様方から言われたのだ。
「ロウソクの炎がまっすぐに止まったね」と。
今朝、こんな事を思い出したのだった。
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