森の残骸

2004年9月26日 prose
              
森の中の出来事は、
森の外にいる者には、
真実は見えない。

森の入口なのか出口なのか、
迷い、思い悩む余裕もなく、
世界のちがう者たちが、日々すれちがう。

森の中の残骸を見た者、
その残骸を置いていった者、
すれちがうたびに、お互いが想う。

あいつだと。
あいつだと。
あいつだ、と。

360度分のあいつと、
私はすれちがう。

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