夜の灯りが

2006年1月15日 scribbled
夜の灯りが
ふと、思い出す・・・子供の頃のことだ。
悩める同級生のその話を聞き、俺はこう言った。
「悩んでる内はまだいいんだよ」
「希望があるということだから」と。
その翌日、彼女は晴れ晴れとして「ありがとう」言った。

こうした相談を受けた場合には「更に悩ます」と、する
方が良い方法のひとつと知ったのは、かなり後になって
読んだ本に書かれていた。

俺は彼女に、何をかしら応えてあげられたのだろうか?

現在の俺の仕事では答えを出してあげないといけない。
いやいやそうではない、導くでなければならない。
しかし、「知らない・分からない・迷っている、そして悩んでいる」を
まちがいなく一度拡大して、尚、選択肢を拡げる手法をとっている。
その世界に踏み込ませたならば、それらの問題は俺の問題へと
摩り替わる。そして、同調したタイミングで明快に答えを出す。
おおむね相手に残るものは感動だ。

多くの場合、悩めるウィルスこそは「頼る心」にある。

闇をみては落ち着き、青空を仰いでは哀しむ。
人は変えられなくても、自分は変えられる。
変化が常態と考え、思えるならば少しは楽になれるだろう。

歩き出すまでに、夜の灯りが消えない内に、時は風と過ぎる。

I give it to 撫子&Thank you

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