静寂が訪れ来て青色の空間へ

おれはいつものように向かう

春の囁きにも君はあらわれず

少し前までいたはずの机には

君が残していったぬくもりが

小さなノートの端っこにある

「大好き、そして、バカ」と

俺は携帯を暫く握ったままで



http://www.youtube.com/watch?v=76fAx_dBfhc&fmt=18

喧騒の中にいて

どこからか聞こえる

君が呼ぶ声

ぐるっと見回した僕

風は桜色に吹いて

君は僕を

後ろからつかまえた

一瞬のことだった



http://www.youtube.com/watch?v=Ev1hSxFmcQ4&fmt=18

欠片を落とし　欠片を探し
欠けたじぶんに欠片に痛み
欠片の痛みを思い出せまい

欠片が自分でもあることと
欠片であった二人親を想い
欠片が更に欠片を散らして

また、欠片を落とす

そして、欠片は欠片を

愛している、こと

忘れないでいてください。

http://www.youtube.com/watch?v=8ajArgETK9A&feature=channel_page&fmt=18

　旅するあなたと
　恋するわたしの
　間に続いている
　一筋の青いみち

　追いかけて行く

　抱きしめに来て

　終わりない夜と
　深みに落ちる星

　幾度も　幾度も
　求め合っている


http://www.youtube.com/watch?v=_FWRxP9c_xE&fmt=18



　

望むことは望まれずに
望まれずのことは来て
望みたる者は現われず
そんな日々に誰ひとり
語ることもなく暮らす

しあわせとはその様な
望みと望むに関わらず
訪れ来ては去っていく

俺は寝床を握り潰した


　http://jp.youtube.com/watch?v=VdfWkzbusHc&fmt=18

　あてもない日々に遠くの事を尋ねては
　昨日までの君にボクは何も言えないね
　多くを語らない空は流れる雲を見てる
　そんな町で今日も明日へと過ぎていく
　背中を合わせて後ろ手で抱きしめたい






　http://jp.youtube.com/watch?v=gxLcZsgE8eA&fmt=18

　二戸九戸に覚え有りとて
　変わりなき事とひらかず
　二戸八戸に異変感じ得て
　変わりなき筈の扉ひらく
　覚え知らぬことと想いて
　背きたるかの振る舞いに
　喪失空なる思いひろがり
　音無きことの悲しさかな　



　http://jp.youtube.com/watch?v=5WlkIYP5Px0&fmt=18

　

　少し、湿っているように見えて

　触れてみれば、乾いて思える


　そっと開いて覗き込んでみる

　それは見慣れない知らない物

　好奇心が俺を通り越して行き

　その後ろを俺は付いていった


　時間が経つのも忘れてしまい

　俺はいつしか深い眠りの中へ

　あなたの中で眠り続けている

　あなたの中で眠り続けている




　http://jp.youtube.com/watch?v=87gD3NbRkys&fmt=18

　悲しみ苦しみの部屋に閉じこもり
　楽しみ慈しみのまちへ出かけよう
　
　夢で逢えたなら
　風吹く蓬莱橋で

　過去と未来が向い合うこともある
　予期せぬことと知りえたことには

　大きな異いがない事を知っている

　君だったね

　悲しみ苦しみの部屋に閉じ篭り
　楽しみ慈しみのまちへ出かける



　http://jp.youtube.com/watch?v=uXWIluO9NxQ&fmt=18

　あてもなく二人は歩いていた
　どこにどこへ向かうでもなく

　少し後からついてくる君には
　時折、早足にしてみるぼくさ

　二人の距離は変わらないんだ

　君がついてきてくれたからね

　遠い昔から送られてきた手紙

　封を切らずのままなのさ


http://jp.youtube.com/watch?v=2hJWQjA2rAg&fmt=18

　 　 先ほどまでの思いの分
　　　動きを止められた俺は
　　　すわり込んでしまった
　　　熱めのコ－ヒ－の香り
　　　君の嫌いなﾀﾊﾞｺの香り
　　　それもこれも同化して
　　　俺を１０月に埋め込む



http://jp.youtube.com/watch?v=RlWA-j7O7I4&fmt=18

君の時間がやって来た
見えぬ者も見えぬ物も
通人弐は　意味の無い
広場と 見える空間で
隠し様の野ない正体を
自ずと現わすのだから

醜いものに愛を授かり
醜いもの憎しみを返す

愛しいものは去りゆき
愛しいものが来たりて

どうしても君の時間で
誰にも邪魔はさせない



　 http://jp.youtube.com/watch?v=LDcFU0MuiXg&fmt=18

会えない夜に星をかぞえるように
祈る気持ちで眠りにつこうとする
そんな君もボクも
もう、すぐに終わってしまうんだ
儚いなんて思ったその時に消える
瞳を、吸い込めば吸い込むほどに
涙は流れてもその思いは消えない
そんな君もボクも
もう、夜明けにはそこに戻るから
この辛いこの今を忘れようとして



http://jp.youtube.com/watch?v=iiMRHjUzqd0

思い出のペ－ジを開いたなら
窓辺から流れてくるメロディ－
君の好きな季節の贈り物なのさ

忘れてなんかいないよ
本当って首を傾ける君に
ボクはなんて言えばよかったの

うつむいてばかりの横顔と
風に流れるその髪のかおり

ボクは忘れていないから


http://jp.youtube.com/watch?v=YRXxj3OzweA

午後の風景と
言うだけ
聞くだけ
それだけで
遠くまで
行ける君とボク

青い空が恋しいって
言わないあの人には
そんな噂を流してる

ゆるんだ瞳に浮かんでは
消えていった
午後の風景の中へ


http://jp.youtube.com/watch?v=8b4LxfBwoMs&fmt=18

遠野の狩人などは山籠りして気凄い夜更けなど、これは近くに悪獣が来ているなと思って煙草をのむのだそうである。悪獣は火を厭い、また煙草の臭い煙も嫌なものだといわれる。

山中でのむ煙草の匂は実に遠くまで通って、その匂いで野獣は寄り付かぬもの故狩猟の時などには喫煙を厳禁している。しかし追い出しという際にはツヅレポロに火をつけて風上からうんと振ると、その煙の匂いが山中に浸み、獣は逃げ出すから、それを鉄砲で撃つ。臆病な鉄砲撃ちなどは小屋の中に潜んでいて、煙草ばかりのんでいるから、獲物に除けられて、一匹も撃てぬという事である。

夏になると炭焼き小屋に蛇が入って困るが、煙草のみがあれば、それを嫌ってこぬという。煙草好きな人は、夜中に悪夢を見たからとては喫煙する。これでみると、煙草は護符やお札よりも顕著な魔除けのように信じられている。

私一家はすべて煙草をのまず、時たまの来客に座敷で煙草をのまれると、その人が帰ってからも悪臭室中に立籠って中々去らず、戸障子を全部開け放って匂いを去らせようとする。自分達も魔性のものか、この香をことごとく嫌いである。煙草が魔除けとなるという話は必ず世に広い話だと思う。文献にもあろう。心づいたまま、ちょっと記してみる。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（大正13年5月28日　佐々木喜善）

http://jp.youtube.com/watch?v=BB7vkwAfZKY&fmt=18

道行く人に俺の去く先を尋ねても何をこたえてくれようか

歩く道がちがえば　ながめている景色もちがう

XからYから　降りて来てはゼロで

西へ向かい東へ向かう途中で出会う

それぞれの道　それぞれの夢

太陽と月と

それぞれ

交差した夢の瞬間だけ時間を止めた

俺は変わらずに放物線で去くだけ



http://jp.youtube.com/watch?v=x3j61j0LjlM&fmt=18

とりとめのない電話

俺はこうして今日も明日へ

休まる場所を探しながら泣いてる

くだらない言葉の繰り返しが続く

そんな、俺を迎えてくれていたね

そうなんだ、言葉ではない温もり

俺の深くて広い迷路な水の広がり

君は女だから、わかってくれるね

この、この、とりとめのない俺を

この、この、とりとめのない俺を

http://jp.youtube.com/watch?v=aBInKY_5mPU&fmt=18

　疲れたなら
　ここまで
　おいで
　眠れぬ夜に
　探している
　それは
　きらめく星
　安心してる
　君と僕だよ

http://jp.youtube.com/user/realdognight&fmt=18

　届かない思いを

　取り戻せない時間を

　見つめている

　止まりかけるその時

　そんな時には

　君に会いに行く

　高い空まで行く

　小さな君抱いて

　
　

http://jp.youtube.com/watch?v=xJPwMGxOERE&fmt=18