ひとつの題材、ひとつの文字、ひとつの言葉、
ひとつの絵画、ひとつの風景、ひとつの音楽、
ひとつの書籍、ひとつの料理、ひとつの男女。
ひとりの男性、ひとりの女性。
始まりは「ひとつ」
始まりは「ふたつ」
いいえ、始まりは「無限」から。
無限はゼロに遠く、しかもゼロに等しい。
星の数をノ−トに記すほどに始まり、
星の数をエンピツで追いながら終わるのもいい。
あなたも私も、君も僕も、おまえも俺も。みんな。
ひとつから「始めた」と思っているんだ。
気付かずにいれば、ず−っとひとつ。
もうひとつを、見つけた時。
無感は多感になるだろう。
みんなは多感でいたいと、知らずに星に願い込める。
その気持ちを記される「数ある自分」でいたいと思う。
希望や絶望に留まりはないのだ。
悩みは回復への希望なのだから。
ひとつの絵画、ひとつの風景、ひとつの音楽、
ひとつの書籍、ひとつの料理、ひとつの男女。
ひとりの男性、ひとりの女性。
始まりは「ひとつ」
始まりは「ふたつ」
いいえ、始まりは「無限」から。
無限はゼロに遠く、しかもゼロに等しい。
星の数をノ−トに記すほどに始まり、
星の数をエンピツで追いながら終わるのもいい。
あなたも私も、君も僕も、おまえも俺も。みんな。
ひとつから「始めた」と思っているんだ。
気付かずにいれば、ず−っとひとつ。
もうひとつを、見つけた時。
無感は多感になるだろう。
みんなは多感でいたいと、知らずに星に願い込める。
その気持ちを記される「数ある自分」でいたいと思う。
希望や絶望に留まりはないのだ。
悩みは回復への希望なのだから。
先週末から月曜日に至り、異変とも言うべき体調を崩してしまった。何となく原因は分かってはいた。めずらしく緊張を強いられた仕事と深酒の3連荘に失望がひとつ。
そして、その後土曜日より驚異的に3日も酒も食事も欲せず、寝た・寝た・寝た、寝倒した。重要な仕事もひとつ潰してしまった。(何とかするが・・・・)特筆されるべきは、断酒とも表現したい酒を一適も飲めないカラダとココロであったことだろう。そして、全身に及ぶ実症状としての疲労困ぱい痛が俺を襲っていた。
昨日の夜ほどより「いつもに近く」戻り、静かに、静かに、寝た。
そして、今朝は「少年時代の歌」を夢現で目が覚めた。
それと同時に脈絡もなく思い出したのだ。
前職の会社会長と役所より天下りで来られた営業部長だ。
共に昭和3年、5年の生まれで既に故人である。
剛と柔、動と静。まさにタイプの異なるお二人ではあった。
しかし、意外な、いや、特別な形で共通点があったのだ。
それは、お二人が少年時代に「怪童」と言われたことだ。
会長は木製ベンチ(2〜3人掛け)に座る男性の大人と見るや、
「おじさん、このベンチ持ち上げたらいくらくれる?」とやらかす。
大人は無理とあしらうかの如く、軽く小銭を賭ける。
「やぁー!」とばかりに、少年であった会長はまんまと小銭をセシメタノダ。
部長は縁台将棋を楽しむ大人たちの処に立ち寄っては、総なめに小銭を同様にセシメテいたのだ。地元では「音に聞こえた怪童」二人だったようだ。
話は終わらない。なんと、二人は親分、一の子分の仲だった。
その先の歩みは会長は2代目として早稲田に進み(レスリング部)、ゼネコン○谷組を経て家業に戻った。部長は高校よりそのまま官の道に進み、定年を機に会長の会社に天下った。もちろん、部長の仕事においても「指す手」はよどみ無く的確、詰みまで読みきったものであった。営業効果は当然のように顕著であった。
(俺はこの人から将棋の手ほどきを受けた)
毎局のように部長から出た言葉は「それでいいのかね」
俺はそのように言われると、必ず「それでいい」方へ行く。
そう、必ずだ。
会長は3年前の節分に亡くなり、部長は1年後の1月に亡くなられた。俺は言いつけを奇しくも守る形でご葬儀には両方共に参列出来なかったのだ。仕事の真っ只中であった。それぞれに1日遅れてご焼香に参じた。
お二人の遺影に手を合わせ、深く頭を下げた。
その時、異口同音に奥様方から言われたのだ。
「ロウソクの炎がまっすぐに止まったね」と。
今朝、こんな事を思い出したのだった。
そして、その後土曜日より驚異的に3日も酒も食事も欲せず、寝た・寝た・寝た、寝倒した。重要な仕事もひとつ潰してしまった。(何とかするが・・・・)特筆されるべきは、断酒とも表現したい酒を一適も飲めないカラダとココロであったことだろう。そして、全身に及ぶ実症状としての疲労困ぱい痛が俺を襲っていた。
昨日の夜ほどより「いつもに近く」戻り、静かに、静かに、寝た。
そして、今朝は「少年時代の歌」を夢現で目が覚めた。
それと同時に脈絡もなく思い出したのだ。
前職の会社会長と役所より天下りで来られた営業部長だ。
共に昭和3年、5年の生まれで既に故人である。
剛と柔、動と静。まさにタイプの異なるお二人ではあった。
しかし、意外な、いや、特別な形で共通点があったのだ。
それは、お二人が少年時代に「怪童」と言われたことだ。
会長は木製ベンチ(2〜3人掛け)に座る男性の大人と見るや、
「おじさん、このベンチ持ち上げたらいくらくれる?」とやらかす。
大人は無理とあしらうかの如く、軽く小銭を賭ける。
「やぁー!」とばかりに、少年であった会長はまんまと小銭をセシメタノダ。
部長は縁台将棋を楽しむ大人たちの処に立ち寄っては、総なめに小銭を同様にセシメテいたのだ。地元では「音に聞こえた怪童」二人だったようだ。
話は終わらない。なんと、二人は親分、一の子分の仲だった。
その先の歩みは会長は2代目として早稲田に進み(レスリング部)、ゼネコン○谷組を経て家業に戻った。部長は高校よりそのまま官の道に進み、定年を機に会長の会社に天下った。もちろん、部長の仕事においても「指す手」はよどみ無く的確、詰みまで読みきったものであった。営業効果は当然のように顕著であった。
(俺はこの人から将棋の手ほどきを受けた)
毎局のように部長から出た言葉は「それでいいのかね」
俺はそのように言われると、必ず「それでいい」方へ行く。
そう、必ずだ。
会長は3年前の節分に亡くなり、部長は1年後の1月に亡くなられた。俺は言いつけを奇しくも守る形でご葬儀には両方共に参列出来なかったのだ。仕事の真っ只中であった。それぞれに1日遅れてご焼香に参じた。
お二人の遺影に手を合わせ、深く頭を下げた。
その時、異口同音に奥様方から言われたのだ。
「ロウソクの炎がまっすぐに止まったね」と。
今朝、こんな事を思い出したのだった。
星の王子さまミュ−ジアムに出向いたのが
ちょうどの2年前の今日だった。
うす曇りの少し肌寒い箱根ではあった。
不思議なことに我が家に王子さま(CD-ROM)がやってきた。
これは何かの「報せ」とすぐに思う俺は迷信者。
つくづくと思う。
時は短く更に俺に短いのだと。
★談1★
何かを得て何かを失う。これは自然の摂理ではあるだろう。
なおも、先達の戒めでもあるや知らん。
望めば去り、去れば望まれんとチグハグは永久時計のように
俺の周りで音も無く巡る巡る。探しているそれぞれの想いを
よそに、同じ想いをもそれぞれの時間を刻まんとする。
運命を信じるとは、自ずから切り開き作るものではある。
俺は運命に宿命をも重ねてみたい。ことの結果においては、
いつも運命なのだと確信していたいし、救われるか否かは
宿命なのだ。限りがあるからこそ、時に生きる者は美しい。
俺は、何事や、抗わないこととしようと思っている。
これは2年半以上前に何かを失くした時に得たことだから。
★談2★
思いかけぬ人とひと時、携帯でのメ−ルを今夜は交信した。
遠くて近く、近くて遠い方ではある。
不安と希望、好奇心と遠慮、見知らぬまちへ出掛けた旅人
の面持となった。未知なるものの魔力もあるとしても。
インパクト「西を向いて飲んでますよ」これだもの。
ちょうどの2年前の今日だった。
うす曇りの少し肌寒い箱根ではあった。
不思議なことに我が家に王子さま(CD-ROM)がやってきた。
これは何かの「報せ」とすぐに思う俺は迷信者。
つくづくと思う。
時は短く更に俺に短いのだと。
★談1★
何かを得て何かを失う。これは自然の摂理ではあるだろう。
なおも、先達の戒めでもあるや知らん。
望めば去り、去れば望まれんとチグハグは永久時計のように
俺の周りで音も無く巡る巡る。探しているそれぞれの想いを
よそに、同じ想いをもそれぞれの時間を刻まんとする。
運命を信じるとは、自ずから切り開き作るものではある。
俺は運命に宿命をも重ねてみたい。ことの結果においては、
いつも運命なのだと確信していたいし、救われるか否かは
宿命なのだ。限りがあるからこそ、時に生きる者は美しい。
俺は、何事や、抗わないこととしようと思っている。
これは2年半以上前に何かを失くした時に得たことだから。
★談2★
思いかけぬ人とひと時、携帯でのメ−ルを今夜は交信した。
遠くて近く、近くて遠い方ではある。
不安と希望、好奇心と遠慮、見知らぬまちへ出掛けた旅人
の面持となった。未知なるものの魔力もあるとしても。
インパクト「西を向いて飲んでますよ」これだもの。
「たったひとつ」という名の椅子
2004年4月7日 scribbled
安らぎの国はどこですか
僕と君は暗闇の中で
目をつぶって 手探りする
終わりの無い空はどっち
僕と君はあふれる淵に立つ
両手を広げて 空をつかむ
どうして人はみんな どうしてなのさ
ひとつしかない椅子を探してるんだろう
僕が椅子になる 君が椅子になる
あたたかい心を 背中文字にかえて
いいえ 言葉はいらない 見つめている
僕が椅子になる 君が椅子になる
僕が椅子になる 君が椅子になる
僕が椅子になる 君が椅子になる
思いっきり泣いても 叫んでみても
たった ひとつの 椅子が見つからない
どうしてだろう
僕と君は暗闇の中で
目をつぶって 手探りする
終わりの無い空はどっち
僕と君はあふれる淵に立つ
両手を広げて 空をつかむ
どうして人はみんな どうしてなのさ
ひとつしかない椅子を探してるんだろう
僕が椅子になる 君が椅子になる
あたたかい心を 背中文字にかえて
いいえ 言葉はいらない 見つめている
僕が椅子になる 君が椅子になる
僕が椅子になる 君が椅子になる
僕が椅子になる 君が椅子になる
思いっきり泣いても 叫んでみても
たった ひとつの 椅子が見つからない
どうしてだろう
ストップ・モ−ション
2004年4月4日 scribbled
2日〜3日とほんと久しぶりに小旅行をした。
御殿場高原に泊まり、翌日はいざ、鎌倉へ。
出掛けると決めた午後からはウソのように、
快晴となり俺の心もいつになく解放へと向かった。
ホテルのカ−テンを空ける。本日も快晴なり。
眼下にはロ−タリ−の道に沿うように桜が笑っている。
昨日は22時頃のチェクインだったためか、少しも気付きもしなかったのだが・・・・
あっ!「すごい」・・・10時の方向に「ドッデ−ん」と富士山の御、姿が。が。
目の前に立ちはだかるように。寝起きでながめるのは、初めてのことだろう。
朝の静けさストップモ−ションだ。
朝食には「間に合わなかった」、シャワ−していては、
9時には追いつかない・・・あきらめた。
途中、藤沢のアンチョビに寄り、「卵と木の子パスタ」「スパイスオムレツ」
「グラスワイン」「卵と木の子ピザ」を食す。
建長寺は健やかな晴天にも恵まれたおかげか、おだやかなたたずまいであり、
静寂なりて雄大とでも言うのだろうか、空高くからカメラが俺を写し、ググ−ン
と落ちるように、クロ−ズアップにされたような映像が一瞬、よぎった。
それでも、「多くの中のひとり」として俺は順路を歩いた。
円覚寺へと、内心強く思ったが、定まらない弱気が頭をもたげ取り止めた。
明日は時宗祭りではあるらしかったが。
「一夜に三つの夢を食らい、六つの星がキラメキ、はじけ、
眠れぬ夜に天使は舞い降りて、絹のごとき白き肌に包まれる。」
疲れすぎて眠れぬ夜のためにアンビエンスは響き続けてくれる。
何かしらを惜しみながら、俺は夜の箱根路を迂回して帰路に着いた。
御殿場高原に泊まり、翌日はいざ、鎌倉へ。
出掛けると決めた午後からはウソのように、
快晴となり俺の心もいつになく解放へと向かった。
ホテルのカ−テンを空ける。本日も快晴なり。
眼下にはロ−タリ−の道に沿うように桜が笑っている。
昨日は22時頃のチェクインだったためか、少しも気付きもしなかったのだが・・・・
あっ!「すごい」・・・10時の方向に「ドッデ−ん」と富士山の御、姿が。が。
目の前に立ちはだかるように。寝起きでながめるのは、初めてのことだろう。
朝の静けさストップモ−ションだ。
朝食には「間に合わなかった」、シャワ−していては、
9時には追いつかない・・・あきらめた。
途中、藤沢のアンチョビに寄り、「卵と木の子パスタ」「スパイスオムレツ」
「グラスワイン」「卵と木の子ピザ」を食す。
建長寺は健やかな晴天にも恵まれたおかげか、おだやかなたたずまいであり、
静寂なりて雄大とでも言うのだろうか、空高くからカメラが俺を写し、ググ−ン
と落ちるように、クロ−ズアップにされたような映像が一瞬、よぎった。
それでも、「多くの中のひとり」として俺は順路を歩いた。
円覚寺へと、内心強く思ったが、定まらない弱気が頭をもたげ取り止めた。
明日は時宗祭りではあるらしかったが。
「一夜に三つの夢を食らい、六つの星がキラメキ、はじけ、
眠れぬ夜に天使は舞い降りて、絹のごとき白き肌に包まれる。」
疲れすぎて眠れぬ夜のためにアンビエンスは響き続けてくれる。
何かしらを惜しみながら、俺は夜の箱根路を迂回して帰路に着いた。
なんとすごいプろみたい
メッセ−ジ色の強かったフォ−クが叙情とか愛とかロマンチックに変遷されて行った流れの中で、アマチュワ意識を駆り立てるに身近な存在であった。
真夜中のラジオに流れる「さようなら」。
布団をかぶりながら、そっと聞いていたコッキ−ポップ。
俺の栄光の光を放つ一時代だった。
そして、俺は今、プロになった。
NSPDだ(痛快! \(⊂.⊂+/
NSP CD ポニーキャニオン 1994/11/18 ¥1,529N.S.P.Cry
あせ
いい
おひるねの季節
ボーカルなんていらないよ
ちょうちょ
新青春
がんばれ やせがえる
便所虫
ぼくの夏休み
昨日からの逃げ道
さようなら
メッセ−ジ色の強かったフォ−クが叙情とか愛とかロマンチックに変遷されて行った流れの中で、アマチュワ意識を駆り立てるに身近な存在であった。
真夜中のラジオに流れる「さようなら」。
布団をかぶりながら、そっと聞いていたコッキ−ポップ。
俺の栄光の光を放つ一時代だった。
そして、俺は今、プロになった。
NSPDだ(痛快! \(⊂.⊂+/
NSP CD ポニーキャニオン 1994/11/18 ¥1,529N.S.P.Cry
あせ
いい
おひるねの季節
ボーカルなんていらないよ
ちょうちょ
新青春
がんばれ やせがえる
便所虫
ぼくの夏休み
昨日からの逃げ道
さようなら
1989.07.14FRIとサインされている。
ほぼ、15年前に買った本である。
いきさつは、何だっただろう?
わざわざ注文を出して手に入れたのは、
記憶にあるところなのだが。
この後に「無能の人」はメジャ−となった。
紅い花はNHKでドラマ化されている。
この本との購入、前後は覚えも無いが、かなり音のない感覚は、
紙に忠実であったかも知れない。
現実のような正に夢物語のような、しかし、引き付けられる。
当時、中田に読むように渡したのであったが、いつになく、
今流行のようだが、あいつ得意の「うんちく」のひとつも
なかった。離婚争議の最中ではあったかに思い出す。
この短編集に納められている「長八の宿」は実在し、当時、
車で40分くらいの所に俺は生活していた。
どれもこれも、俺にはとても詩情あふれる作品郡ではある。
感想を巻末には「糸井重里氏」が書いているのだが、次のような出だしではじまる。
「おまえが思っているほど、おまえはたいしたやつでじゃない」この、何もかもをぶちこわしにしてくれるような最後のひと言を、いまは誰も口にしなくなった。幸いだったのか、不幸だったのか、いまはよくわからないのだが、私自身を前に後に、右に左に動かした力は、いつでも「おまえが思っているほど、おまえはたいしたやつじゃない」というコトバのかたちをしていたように思う。私にとっての世界は、この悲しいほど親切で真実なコトバに満ちていて、私はこのコトバを聞きたくないために、耳をふさいで生きていけたらなぁと、いまでも思ったりするくらいだ。ところが、気にすればするほど、耳はよく聞こえるようになり、目は見ひらいてしまい、ひとびとが黙して語らぬようにしているそのコトバを、自分から無理やりにひっぱり出してしまうことになってしまう。いまあらためてつげ義春を読むなどということは、もしかすると、幸福のためにはしてならぬことなのかもしれない。自分を「いっぱしのなにか」だと思っている若者や、仲間うちではダントツの才能を誇っている誰かが、つげ義春一発でバタバタ倒れていくようすが目に見えるようである。倒れてほしいのだ。バタバタと倒れて、そして起きあがってくる姿を、私は見たいのである。ちょうどいい幸福、軽い名誉、弱々しい敬意やほどほどの嫉妬の視線などを、みんな犬にでもくれてやって、「とぼとぼ」とひとりで歩きはじめてくれることを、昔の若者である私は願っているのである。(後文略)
この後の3年後に事件は起き、その3年後に俺は歩き出した。
まさに、俺は倒されたバタ、バタと。
そして、感謝を受け入れられたのだった。
そして、俺は犬を誇りに思い、それ以外に迷わない。
自分がいかに無力であるかを知って歩くからだ。
ほぼ、15年前に買った本である。
いきさつは、何だっただろう?
わざわざ注文を出して手に入れたのは、
記憶にあるところなのだが。
この後に「無能の人」はメジャ−となった。
紅い花はNHKでドラマ化されている。
この本との購入、前後は覚えも無いが、かなり音のない感覚は、
紙に忠実であったかも知れない。
現実のような正に夢物語のような、しかし、引き付けられる。
当時、中田に読むように渡したのであったが、いつになく、
今流行のようだが、あいつ得意の「うんちく」のひとつも
なかった。離婚争議の最中ではあったかに思い出す。
この短編集に納められている「長八の宿」は実在し、当時、
車で40分くらいの所に俺は生活していた。
どれもこれも、俺にはとても詩情あふれる作品郡ではある。
感想を巻末には「糸井重里氏」が書いているのだが、次のような出だしではじまる。
「おまえが思っているほど、おまえはたいしたやつでじゃない」この、何もかもをぶちこわしにしてくれるような最後のひと言を、いまは誰も口にしなくなった。幸いだったのか、不幸だったのか、いまはよくわからないのだが、私自身を前に後に、右に左に動かした力は、いつでも「おまえが思っているほど、おまえはたいしたやつじゃない」というコトバのかたちをしていたように思う。私にとっての世界は、この悲しいほど親切で真実なコトバに満ちていて、私はこのコトバを聞きたくないために、耳をふさいで生きていけたらなぁと、いまでも思ったりするくらいだ。ところが、気にすればするほど、耳はよく聞こえるようになり、目は見ひらいてしまい、ひとびとが黙して語らぬようにしているそのコトバを、自分から無理やりにひっぱり出してしまうことになってしまう。いまあらためてつげ義春を読むなどということは、もしかすると、幸福のためにはしてならぬことなのかもしれない。自分を「いっぱしのなにか」だと思っている若者や、仲間うちではダントツの才能を誇っている誰かが、つげ義春一発でバタバタ倒れていくようすが目に見えるようである。倒れてほしいのだ。バタバタと倒れて、そして起きあがってくる姿を、私は見たいのである。ちょうどいい幸福、軽い名誉、弱々しい敬意やほどほどの嫉妬の視線などを、みんな犬にでもくれてやって、「とぼとぼ」とひとりで歩きはじめてくれることを、昔の若者である私は願っているのである。(後文略)
この後の3年後に事件は起き、その3年後に俺は歩き出した。
まさに、俺は倒されたバタ、バタと。
そして、感謝を受け入れられたのだった。
そして、俺は犬を誇りに思い、それ以外に迷わない。
自分がいかに無力であるかを知って歩くからだ。
どうか悲しみのそばで眠らないで
2004年3月23日 scribbled
彼女は 今 まちの製紙工場で働いている
先日「メ−ル」がきた
「私♂卒業しようかな」
俺には何も言えない
幾つかの男と出会い 哀しみを抱きしめあった
ほんとうの自分さえも知らずにいた彼女の真実は
目覚めたのかも知れないし 考えたのかも知れない
不幸はこうして訪れ そして しあわせをつかむ
思いとはちがう世界が始まっても ラストシ−ンは
待っていてはくれない
骨を突き抜ける快感を公平に神様
女にはじめより与えたまえ
世界が変わろうとも
脳幹を襲う 「しがみつき」さえ知らない女は多い
の・だ・か・ら
先日「メ−ル」がきた
「私♂卒業しようかな」
俺には何も言えない
幾つかの男と出会い 哀しみを抱きしめあった
ほんとうの自分さえも知らずにいた彼女の真実は
目覚めたのかも知れないし 考えたのかも知れない
不幸はこうして訪れ そして しあわせをつかむ
思いとはちがう世界が始まっても ラストシ−ンは
待っていてはくれない
骨を突き抜ける快感を公平に神様
女にはじめより与えたまえ
世界が変わろうとも
脳幹を襲う 「しがみつき」さえ知らない女は多い
の・だ・か・ら
あなたが 問題なのではない
私が問い 私が答える世界での
大きな水の雫 が見えるだけのことですよ
あなたをあんたとは言えません
私はわたしを大切にしたいのですからね
ケツをまくって はしゃぐオバサン達の笑顔
いいじゃないですか
その心の奥にある泉を 見つけて下さいね
枯れることはないのだと
不滅という文字のゴモルに遊ぶ 雅な思いを
あなたと私は 抱きしめましょう
私が問い 私が答える世界での
大きな水の雫 が見えるだけのことですよ
あなたをあんたとは言えません
私はわたしを大切にしたいのですからね
ケツをまくって はしゃぐオバサン達の笑顔
いいじゃないですか
その心の奥にある泉を 見つけて下さいね
枯れることはないのだと
不滅という文字のゴモルに遊ぶ 雅な思いを
あなたと私は 抱きしめましょう
素直だった頃って、
どういうことなのだろう。
ambience2のような透き通った、
消え入る音のようなものだろうか。
いいえ、今だって十分に素直だと思える。
少なくとも俺は俺を、そして君は君を知っている。
ブツブツと言うとニキビ吹き出物が、ブツブツと出てくるのよ。
と、君は笑いながら言ったよね。
私にはこの小さな手ふたつで、つかめるあなたと、
自分の肩をギュって出来るだけの手であればいいよ。
と、君は俺の左目を、そしてゆっくり右目も見つめて言ったよね。
多くを語らず愚痴らしいことも言わず、君はいつも笑う。
そんな女だったよね。
口ゲンカなんてのも一度もなし。
俺も君も、じっと黙って怒っていた。
そして、君は千の風になって消えたんだ。
どういうことなのだろう。
ambience2のような透き通った、
消え入る音のようなものだろうか。
いいえ、今だって十分に素直だと思える。
少なくとも俺は俺を、そして君は君を知っている。
ブツブツと言うとニキビ吹き出物が、ブツブツと出てくるのよ。
と、君は笑いながら言ったよね。
私にはこの小さな手ふたつで、つかめるあなたと、
自分の肩をギュって出来るだけの手であればいいよ。
と、君は俺の左目を、そしてゆっくり右目も見つめて言ったよね。
多くを語らず愚痴らしいことも言わず、君はいつも笑う。
そんな女だったよね。
口ゲンカなんてのも一度もなし。
俺も君も、じっと黙って怒っていた。
そして、君は千の風になって消えたんだ。
ふたつのタバコとライタ−
2004年3月22日 scribbled君のLUCIAと俺のJPSがテ−ブルの真ん中で並んでいる。
それぞれのライタ−は 友達になったようだ。
どこか、ぎこちなく照れている。
どんな話をしているのだろう。
そっと、真上から「気付かれ」ないように見てみた。
・・・・・・・・・・・・・・
見える俺には、聞こえなかった。
値段の違いすぎるライタ−とライタ−だった。
なおに俺には見えにくいのかも知れないのだ。
それぞれのライタ−は 友達になったようだ。
どこか、ぎこちなく照れている。
どんな話をしているのだろう。
そっと、真上から「気付かれ」ないように見てみた。
・・・・・・・・・・・・・・
見える俺には、聞こえなかった。
値段の違いすぎるライタ−とライタ−だった。
なおに俺には見えにくいのかも知れないのだ。
休日とホワイトデイと社葬
2004年3月14日 scribbled列席したものでは今回の社葬が最大級だった。
1500人位はいただろう。総務課長の話によれば
生花だけで1200の申し込み。
自社倉庫をメイン葬儀場とし外の駐車場はライブトレ−ラ−に
大型スクリ−ンを配しての内部葬儀を生中継映像で映し出して
いた。今日の陽気に多少救われたものの、2時間半は幾分に、
辛いものがあった。
人は死して何とかかんとか評され言われもするが、
盛大なる葬儀。故人ではなく、やはり「今」からこれからを
象徴している気がしてならない。
49日前3日であったので「ご霊前」を受付に申し出した。
いよいよ、来週からこの施主と対峙することになる。
手がけて半年。トップダウン型経営者は俺の本領域のタイプ。
俺が見えるだろう。この笑顔の側面についているものが。
やや、しかし、がんばろう。
そして、思えば来週から飲み会ロ−ドだ。
転勤族の諸氏に一献振舞わなければならない。
この施主とも現地の割烹をリサ−チして、ある程度の段取り
は付けてある。
男は酒の飲み具合様子で大よそ知れるものだ。
向こうも「いろはのいの字」で心得ているにちがいないが、
構えても構えさせない「タヌキとキツネ」の化かし合いはある。
俺がオヤジと言える実体として、「飲めない男」はのめないと
思っている。激論もしない今にあって、頭を撫であうような男
とは付き合えない。
(ちなみに俺の親父は下戸だったが・・・・)
3月14日はこの日だ。
自分の手書きを添えて今年は「うまく」処理した。
メ−カ−からのデパ券を5枚ずつで勘弁してもらった。
M女史にはボディ−ロ−ションを添えたのだが。
旦那のためになるようにと、いや、俺なら風呂上りの女のイイ
匂いはたまらないからだ。
しっとりベルベットの夜を感じて欲しいものだ。
1500人位はいただろう。総務課長の話によれば
生花だけで1200の申し込み。
自社倉庫をメイン葬儀場とし外の駐車場はライブトレ−ラ−に
大型スクリ−ンを配しての内部葬儀を生中継映像で映し出して
いた。今日の陽気に多少救われたものの、2時間半は幾分に、
辛いものがあった。
人は死して何とかかんとか評され言われもするが、
盛大なる葬儀。故人ではなく、やはり「今」からこれからを
象徴している気がしてならない。
49日前3日であったので「ご霊前」を受付に申し出した。
いよいよ、来週からこの施主と対峙することになる。
手がけて半年。トップダウン型経営者は俺の本領域のタイプ。
俺が見えるだろう。この笑顔の側面についているものが。
やや、しかし、がんばろう。
そして、思えば来週から飲み会ロ−ドだ。
転勤族の諸氏に一献振舞わなければならない。
この施主とも現地の割烹をリサ−チして、ある程度の段取り
は付けてある。
男は酒の飲み具合様子で大よそ知れるものだ。
向こうも「いろはのいの字」で心得ているにちがいないが、
構えても構えさせない「タヌキとキツネ」の化かし合いはある。
俺がオヤジと言える実体として、「飲めない男」はのめないと
思っている。激論もしない今にあって、頭を撫であうような男
とは付き合えない。
(ちなみに俺の親父は下戸だったが・・・・)
3月14日はこの日だ。
自分の手書きを添えて今年は「うまく」処理した。
メ−カ−からのデパ券を5枚ずつで勘弁してもらった。
M女史にはボディ−ロ−ションを添えたのだが。
旦那のためになるようにと、いや、俺なら風呂上りの女のイイ
匂いはたまらないからだ。
しっとりベルベットの夜を感じて欲しいものだ。
マダムとオヤジがうわさする光景
2004年3月12日 scribbled銀行提出書類の取付けは主にM女史に任せている。
彼女によれば、クライアント先の奥様が「俺のうわさ」
を確認したがっては、尋ねられる事が最近多いのだそうだ。
もともとに隠し事が「下手」な俺ではあるものの、従来より
メ−カ−をはじめとして、知れたことなので隠すこともない。
当然に「風評」は流れていても不思議はないことではある。
一般的には「個人生活のふしだら」は仕事に悪影響を及ぼす
のであろうが、ふざけたことに年配諸氏のオヤジ族には、別
の捉えかたを(どうやら)されているようであり、マダムには
興味を募らせているらしい。
割り切られた関係であり、俺の仕事とは無人格にあるようだ。
調停に申し立て出頭された時も、2度目には調停員二人共に
俺のサイドから考える「結末」となって彼女は憤慨した事を
思い出す。(結局普通の協議に)
「あなたは口がうまいから、どうせ言いくるめたんでしょ!」
とんでもない。普通に経過を述べ、淡々と心情を述べただけ
だったのだ。元より、俺自身だけについて考えれば1ヶ月分
の現金さえあれば、何も困らないのだから・・・・。
自分自身の案件で詳細を考察し、クライアントの時のように、
立ち回りたくないものだ。両手広げて潔くが一番俺には似合っ
ているからだ。
人生には嫌味な一面もあるのだと知った。
メインとはしていない男女間の相談が増えたのだ。
金が動くとき俺には仕事となる。
彼女によれば、クライアント先の奥様が「俺のうわさ」
を確認したがっては、尋ねられる事が最近多いのだそうだ。
もともとに隠し事が「下手」な俺ではあるものの、従来より
メ−カ−をはじめとして、知れたことなので隠すこともない。
当然に「風評」は流れていても不思議はないことではある。
一般的には「個人生活のふしだら」は仕事に悪影響を及ぼす
のであろうが、ふざけたことに年配諸氏のオヤジ族には、別
の捉えかたを(どうやら)されているようであり、マダムには
興味を募らせているらしい。
割り切られた関係であり、俺の仕事とは無人格にあるようだ。
調停に申し立て出頭された時も、2度目には調停員二人共に
俺のサイドから考える「結末」となって彼女は憤慨した事を
思い出す。(結局普通の協議に)
「あなたは口がうまいから、どうせ言いくるめたんでしょ!」
とんでもない。普通に経過を述べ、淡々と心情を述べただけ
だったのだ。元より、俺自身だけについて考えれば1ヶ月分
の現金さえあれば、何も困らないのだから・・・・。
自分自身の案件で詳細を考察し、クライアントの時のように、
立ち回りたくないものだ。両手広げて潔くが一番俺には似合っ
ているからだ。
人生には嫌味な一面もあるのだと知った。
メインとはしていない男女間の相談が増えたのだ。
金が動くとき俺には仕事となる。
いくつもの流星に願いを
2004年3月6日 scribbled日々不安にまみれた時間を通過しているのが俺の現実。
静止状態に踏み込まんとする手前の「わずか」が怖いのだ。
あれよこれよと、悪い結末とその展開を描いてしまう。
「寝ている場合じゃない・・・!」と耳の奥で電話の音の
ような、ツゥルルゥルゥ・・・ツゥルルゥルゥ・・・・・
時には、カ−ン、カ−ンと聞こえるような感じさえ併せて
俺を襲ってくる。
最近はそうでもないが、以前は眠るということが怖かった。
少なくとも、俺を眠らせてくれていた人が傍に居てくれた
時には一度もなかったのだ。
朝目覚めると必ず、安心めいた気持ちで「悩んだ事」が
ウソのように簡単で「ど−ってことない」に判断が付くのだ。
実際にまずい案件ならば、最優先でその日に処理するだけの事。
なのに、また、夜はやって来るだろう。
その少し前がとても怖いのだ。
流れ星3つを俺の胸の闇に飛ばし願っても叶わない。
ドッグナイトに膝枕で眠りたい。
静止状態に踏み込まんとする手前の「わずか」が怖いのだ。
あれよこれよと、悪い結末とその展開を描いてしまう。
「寝ている場合じゃない・・・!」と耳の奥で電話の音の
ような、ツゥルルゥルゥ・・・ツゥルルゥルゥ・・・・・
時には、カ−ン、カ−ンと聞こえるような感じさえ併せて
俺を襲ってくる。
最近はそうでもないが、以前は眠るということが怖かった。
少なくとも、俺を眠らせてくれていた人が傍に居てくれた
時には一度もなかったのだ。
朝目覚めると必ず、安心めいた気持ちで「悩んだ事」が
ウソのように簡単で「ど−ってことない」に判断が付くのだ。
実際にまずい案件ならば、最優先でその日に処理するだけの事。
なのに、また、夜はやって来るだろう。
その少し前がとても怖いのだ。
流れ星3つを俺の胸の闇に飛ばし願っても叶わない。
ドッグナイトに膝枕で眠りたい。
陳腐偏見ボックスの2次方程式
2004年3月3日 scribbled今日は久しぶりに甲府市内へ赴いた。
やはり52号は途中途中の道路工事は続いていた。
急な思い立ちというか、意を決してというか出掛けた。
往復約4時間と商談2時間弱。
上がりが6万円の収入。割に合わないとも考えたが、
ここは得意のドンブリで前向きにオッケ−としておく。
彼(44才)の内縁の彼女(48才)とも会えたし、
メ−カ−の甲府支店(初めて)にも訪問出来たしでそこそこ。
彼女とは電話でのやり取りはかなりあったのだが、
美声(デパ−トアナウンス)に比例して「美人」であった。
しっかりした口調とは少し違ったのは、和み系の表情がある
マスクであること。まちがいなく、多い系統ではない。
「良いSEXを知っているな」と直感したものだった。
若い時に、仲間等と「女は寝てみなきゃわかんない」な〜んて、
はなたれ小僧が威張っているようなお粗末な俺であった。
今ではもっともっと不可解極まりない、と思うのだが。
ただ、昔は先ず「見た目、聞いた目、嗅いだ目」で全体を見ていたというか、結びつけた「陳腐偏見ボックス」で解凍して思い込んでいた節がある。恥ずかしいことに・・・・。
大昔ならば「迷信」もあり、美人は「性格」悪く、そうでないは「性格」が良い。とかなんとか、男の自分勝手な都合(論理)で評していたように想う。
今では「それぞれ」とするのが普通で当然なのだが、その下らない傾向は少し変化あるように、俺は思いはじめている。
なぜなら、
「見た目、聞いた目、嗅いだ目」では比較するに乏しい具象と化しているから。
俺も直球がキツクなると共に、自ずと変化球は必然となり、
鈍るものあれば研ぎ澄まされんと進む何かをも感じる。
甲府の二人は1年遅れて、秋の入籍を目指してがんばっている。
それぞれの子供がそれぞれに、完全に巣立つのを見届けて。
是非に、しあわせになってもらいたい。
ああ、「ほうとう」また、買うのを忘れてしまった。
やはり52号は途中途中の道路工事は続いていた。
急な思い立ちというか、意を決してというか出掛けた。
往復約4時間と商談2時間弱。
上がりが6万円の収入。割に合わないとも考えたが、
ここは得意のドンブリで前向きにオッケ−としておく。
彼(44才)の内縁の彼女(48才)とも会えたし、
メ−カ−の甲府支店(初めて)にも訪問出来たしでそこそこ。
彼女とは電話でのやり取りはかなりあったのだが、
美声(デパ−トアナウンス)に比例して「美人」であった。
しっかりした口調とは少し違ったのは、和み系の表情がある
マスクであること。まちがいなく、多い系統ではない。
「良いSEXを知っているな」と直感したものだった。
若い時に、仲間等と「女は寝てみなきゃわかんない」な〜んて、
はなたれ小僧が威張っているようなお粗末な俺であった。
今ではもっともっと不可解極まりない、と思うのだが。
ただ、昔は先ず「見た目、聞いた目、嗅いだ目」で全体を見ていたというか、結びつけた「陳腐偏見ボックス」で解凍して思い込んでいた節がある。恥ずかしいことに・・・・。
大昔ならば「迷信」もあり、美人は「性格」悪く、そうでないは「性格」が良い。とかなんとか、男の自分勝手な都合(論理)で評していたように想う。
今では「それぞれ」とするのが普通で当然なのだが、その下らない傾向は少し変化あるように、俺は思いはじめている。
なぜなら、
「見た目、聞いた目、嗅いだ目」では比較するに乏しい具象と化しているから。
俺も直球がキツクなると共に、自ずと変化球は必然となり、
鈍るものあれば研ぎ澄まされんと進む何かをも感じる。
甲府の二人は1年遅れて、秋の入籍を目指してがんばっている。
それぞれの子供がそれぞれに、完全に巣立つのを見届けて。
是非に、しあわせになってもらいたい。
ああ、「ほうとう」また、買うのを忘れてしまった。
有名な恐怖マンガ作家で知られる方のものであったが、
タイトルは当然思い出しようもないのだが・・・・・・。
リヤカ−を引いた男が火葬場に現れる。
男は係員に案内をされて「遺骨の残骸」を回収し始めた。
いくつもの袋に詰め終わると、男はその場を立ち去った。
場面は変わり、そこは養鶏場であり、男は「遺骨の残骸」を
トンカチで粉砕し、養鶏のエサとして与え始めたのだ。
養鶏場に肉屋らしき男が登場。買い付けていった。
しばらくして、町に異変が起きる。
その鶏肉を食べた人々の手、足、腹、背中、太腿、頬などに、
人面のような肉腫が膨れ上がった。
残骸の中に「死刑囚の殺人鬼の骨」があったというくだり。
小学生の頃で確かな記憶ではなく、多くは定かではない。
薄気味悪く、「食べる」とはどのようなことなのか。
意味儚くも感じたように思い返している。
我々は多く、死骸を何らかの手段で食らい、
贅沢としては、生きたままを食らうことも少なくない。
冷蔵庫にある肉は、いったいどのような肉なのだろうか・。
俺はその肉の生前を、まったく知らないのだが。
タイトルは当然思い出しようもないのだが・・・・・・。
リヤカ−を引いた男が火葬場に現れる。
男は係員に案内をされて「遺骨の残骸」を回収し始めた。
いくつもの袋に詰め終わると、男はその場を立ち去った。
場面は変わり、そこは養鶏場であり、男は「遺骨の残骸」を
トンカチで粉砕し、養鶏のエサとして与え始めたのだ。
養鶏場に肉屋らしき男が登場。買い付けていった。
しばらくして、町に異変が起きる。
その鶏肉を食べた人々の手、足、腹、背中、太腿、頬などに、
人面のような肉腫が膨れ上がった。
残骸の中に「死刑囚の殺人鬼の骨」があったというくだり。
小学生の頃で確かな記憶ではなく、多くは定かではない。
薄気味悪く、「食べる」とはどのようなことなのか。
意味儚くも感じたように思い返している。
我々は多く、死骸を何らかの手段で食らい、
贅沢としては、生きたままを食らうことも少なくない。
冷蔵庫にある肉は、いったいどのような肉なのだろうか・。
俺はその肉の生前を、まったく知らないのだが。
遠慮とか少し譲歩した言葉を知らない。
それとも、貧弱からの虚勢なのか。
いずれにしても、感覚の結果として診れば
「大味なバカ女」と思えてしまう。
いや、即感。
文字であるがゆえに、真実とも事実とも
取らないのが「正解」であろうが、やはり、
突き詰めれば「そう」なのだろう。
対面ではなくお互いに見ず知らずのままで
遂行出来る条件下にあるからだろうが、
俺の耳の右上付近は反応するのだ。
堀何とか・・・という高名な小説家の本で
「・・・101章」(ネットでは検索出来ないよ)
のタイトルの短編随筆集を二十歳の時に購入して
「女性」を研究(笑うよ)した幼い記憶がある。
カバ−を取ると朱色で布地の大したあつらえの本。
当時(付き合っていた?!)30才の彼女に持ち
去られたのだが。
最近、この本が欲しくて欲しくて仕方がないのだ。
今更にではなく、今の年齢で「どうか」を確認したいのだ。
女について「101」もの章があったんだ。
室生犀星も登場し、彼の本もリレ−で読んだものだった。
「女人」のフレ−ズに今でもシビレル。
二の腕ひとつにあれだけの「言葉文字」がつづれるというのは、
まったく自分では100年も間に合わない感覚を備えているのだろう。
詳しいこの関係の人であれば「当たり前」だろうが。
美しい女とは何?
愛しい女とは何?
可愛い女とは何?
俺は俺を知らない俺は、未だにこの問題を考えている。
でも、醜い女は学ばずしてわかっていたように思う。
醜い女とは、憎らしい女とは、生意気な女とは、
考える一瞬もなく、答えを出してくれるのだ。
この逆の世界も当然、女たちの世界には存在しており、
それすらも知らないままの俺ではある。
とりわけ、俺は開放されている今に、感謝申し上げるべき時間と、
周りに発言を踏みとどまらせる時間へと歩いている。
それとも、貧弱からの虚勢なのか。
いずれにしても、感覚の結果として診れば
「大味なバカ女」と思えてしまう。
いや、即感。
文字であるがゆえに、真実とも事実とも
取らないのが「正解」であろうが、やはり、
突き詰めれば「そう」なのだろう。
対面ではなくお互いに見ず知らずのままで
遂行出来る条件下にあるからだろうが、
俺の耳の右上付近は反応するのだ。
堀何とか・・・という高名な小説家の本で
「・・・101章」(ネットでは検索出来ないよ)
のタイトルの短編随筆集を二十歳の時に購入して
「女性」を研究(笑うよ)した幼い記憶がある。
カバ−を取ると朱色で布地の大したあつらえの本。
当時(付き合っていた?!)30才の彼女に持ち
去られたのだが。
最近、この本が欲しくて欲しくて仕方がないのだ。
今更にではなく、今の年齢で「どうか」を確認したいのだ。
女について「101」もの章があったんだ。
室生犀星も登場し、彼の本もリレ−で読んだものだった。
「女人」のフレ−ズに今でもシビレル。
二の腕ひとつにあれだけの「言葉文字」がつづれるというのは、
まったく自分では100年も間に合わない感覚を備えているのだろう。
詳しいこの関係の人であれば「当たり前」だろうが。
美しい女とは何?
愛しい女とは何?
可愛い女とは何?
俺は俺を知らない俺は、未だにこの問題を考えている。
でも、醜い女は学ばずしてわかっていたように思う。
醜い女とは、憎らしい女とは、生意気な女とは、
考える一瞬もなく、答えを出してくれるのだ。
この逆の世界も当然、女たちの世界には存在しており、
それすらも知らないままの俺ではある。
とりわけ、俺は開放されている今に、感謝申し上げるべき時間と、
周りに発言を踏みとどまらせる時間へと歩いている。
削除された「みゆき」という女性の日記
2004年2月26日 scribbled私が、ここの日記を始めたのは01.12だった。
その頃、マ−クして読んでいた中に、「みゆき」のペンネ−ムで書かれていたもので、どうも、芸能界筋の方と思われる日記であった。
彼女の仕事のポジはうろ覚えだが、プロダクション関係者ではなかっただろうか。
例えばマネ−ジャ−、メ−ク、アシスタントなどの部類ではと。
日記は有名とされるアイドル(俳優か歌手か不明)との秘密の恋愛を綴った内容であった。しかし、読んでいてかなりリアルで際どく、「いいのかよぉ-」ってくらいのもの。
関係者が読めばあれもこれも特定出来るであろうの文章だったのだ。
密会はほとんどが彼女のアパ−トらしき部屋で行われていて、年齢はどうやら彼女の方が年上であっただろう。
どこか、息を押し殺したような仕事と彼との密会が淡々と語られる文面と、あまりに具体的な記述に唖然としていた。
そして、年を越してまもなく。
全文は削除され、登録は抹消されていたのだった。
まさにリアルだったのだ。
その頃、マ−クして読んでいた中に、「みゆき」のペンネ−ムで書かれていたもので、どうも、芸能界筋の方と思われる日記であった。
彼女の仕事のポジはうろ覚えだが、プロダクション関係者ではなかっただろうか。
例えばマネ−ジャ−、メ−ク、アシスタントなどの部類ではと。
日記は有名とされるアイドル(俳優か歌手か不明)との秘密の恋愛を綴った内容であった。しかし、読んでいてかなりリアルで際どく、「いいのかよぉ-」ってくらいのもの。
関係者が読めばあれもこれも特定出来るであろうの文章だったのだ。
密会はほとんどが彼女のアパ−トらしき部屋で行われていて、年齢はどうやら彼女の方が年上であっただろう。
どこか、息を押し殺したような仕事と彼との密会が淡々と語られる文面と、あまりに具体的な記述に唖然としていた。
そして、年を越してまもなく。
全文は削除され、登録は抹消されていたのだった。
まさにリアルだったのだ。